おたけの郷ブログ

~ 回顧 ~  4階

平素よりお世話になっております。4階フロア責任者 羽深(はぶか) 満(みつる)と申します。今年の7月に2階から4階へ異動となり、約半年間が経過しました。4階は私がはじめておたけの郷で配属されたフロアで、感慨深い環境でございます。 
 
  
 
開設当初は一本松のユニットリーダーで、その後4階のフロア責任者として従事致しました。ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格取得後は、2階・4階・5階で施設ケアマネジャー・生活相談員を経験させて頂きました。そして、5階のフロア責任者、次に2階フロアの責任者と、13年間の間で数多くのフロアで多くの入居者さん・職員さんに出逢いながら「介護」の学びを深めることが出来ました。 
 
  
 
開設当初26歳で若い方だった私も今では38歳。入居者さんからは自然と「お父さん」や「おじさん」と呼ばれる場面も増えてきました。髪が長い為か「おねぇさん?おばさん?」と間違われることもしばしばございます。 
 
  
 
今年は私事で恐縮ですが、大きな転機となる出来事がございました。 
 
家族が肝硬変の末期となり、私自身 昨年7月から手術候補者に備えて断酒や健康管理に努めて参りました。そして今年の2月に、私自身の肝臓を提供する(約2/3切除し、家族へ移植する)手術を行いました。無事に手術を終えて療養期間を頂戴し、3月には勤務を再開できる状況にまで回復することが出来ました。入居者さんからは温かい言葉を頂き、職員さんには快くたくさんのサポートをして頂きました。携わって頂いたすべての皆様へ、心より感謝を申し上げます。主治医より、肝臓は約1年程度で元の大きさに戻るとのお話を受け、現在も順調に経過しております。恥ずかしながら私自身、成人してから断酒を経験したことがなかったこともあり、食生活や睡眠など健康について深く学びなおした1年でした。また、入院や術後の身体の痛み・痒み・食欲不振・下痢・便秘、またリハビリなどを通じて、少しばかりだとは思いますが、入居者さんの気持ちを理解できた部分があったように感じています。自身で動かせない辛さやバルーンカテーテルの不快感、制限のある食事や飲み物、沢山のお薬、夜間の不眠、外出の禁止など特別な苦い経験をし、好きな食事や飲み物や外出の再開や苦痛なく眠れることへの喜びなど、これまでよりも深く入居者さんの想いに共感できるようになれた気がしております。 
 
  
 
この経験を糧に、来年も入居者の方お一人一人のご意向を確認し、命(身体の健康)と気持ち(心の健康)を護りながら、ご自身で望まれる暮らしが1つでも叶うようチームで考えて思いを形にできるよう尽力致します。感染症の蔓延に伴う対策により。ご家族の方・大切な方との密な時間についてはまだまだご満足の頂ける状況とはなりませんでしたが、様々な状況下においても快くご理解・ご協力を頂き誠にありがとうございました。 
 
  
 
施設全体で見ると、町内会のお神輿、おたけの郷のお祭り、イルミネーションへの外出など、ご家族様や地域の皆様との交流も継続することが出来ました。 
 
  
 
個別では、近所のコンビニやスーパーや公園、尾久の原公園やあらかわ遊園、ショッピングモールへ出かけたりすること、スイカ割りや花火大会やおでんの企画をしたりするなど様々なイベントも実現できました。 
 
  
 
今後も生活の中で制限がある部分はあるかと存じますが、その時その瞬間にできる限りのことをご提案し実現できるよう努めます。また、感染症の対策や様々な課題等により、施設として至らない部分もあるかと存じます。気になる点がございましたら気兼ねなくご意見を頂ければ幸いです。主たる判断者様・地域の皆様のお力もお借りしながら日々精進できるように努めます。今年も大変お世話になりました、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。末筆ではございますが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 
 
  
 
  
 
  
 
4階 フロア責任者 羽深満